医療機器を海外へ売ろう

「最先端の日本の医療」

といった意味の言葉を、少なからず報道で目にします。

それだけに医療機器に関しても最先端かと思っていたら、実はそうではありませんでした。

日本の医療機器の貿易は赤字です。

つまり、日本が輸出している機器の額より、輸入している額のほうが多いわけで、機器に関しては外国頼みなのです。

もっとも内訳を見ると、先述したコンタクトレンズの輸入が多く、必ずしも先端的な分野で後れを取っているわけではないようですが…。

国はその貿易赤字を黒字に転換すべく、いろいろな取り組みを進めています。

日本では人口減少による市場の縮小が始まっていますので、今いる日本人を養っていくためには海外に市場を求めるしかありません。

国が医療関係の貿易赤字を転換するという政策は的を得たものです。

最先端の日本の医療を海外でも喜んで使っていただき、その結果、日本に外貨が入ってくればお互いのためになります。

個人的には、関係の悪化している隣国との関係改善に役立てば良いと思っています。

医療機器は大きく2つに分類されるのだそうです。

ひとつは治療機器。

これにはコンタクトレンズも含まれます。

もうひとつは診断機器。

これはレントゲン機器やCTスキャン、MRIなどに代表されるものです。

こちらはありがたいことに貿易が黒字気味ということで、世界の医療に貢献しています。

さて、レントゲンといえば、昔はその結果が大きな白黒のフィルムに撮影され、お医者さんが白く光るパネルに、それをかざして見せてくれたものでした。

フィルムですからアナログです。

大きな病院では、すでにこれがデジタル化されていますが、この波が小さな病院医院にも及びつつあるそうです。

医療機器もデジタル化は避けられないようですね。

機械が苦手なお医者さんには嫌な傾向でしょうが、機器メーカーや日本の貿易にとっては都合の良い話です。

世界中にある旧式のアナログ・レントゲン機器が、デジタルに買い換えられたら経済効果は相当なものがあるでしょう。

貿易の黒字化をめざして、官民一体となって励んでいただきたいものです。